人生における大きなイベントの一つである「引っ越し」
新居での生活に期待が膨らむ反面で、引っ越しの準備や引っ越しの作業そのものはとても大変で、疲れるものでもありますよね。
準備や手続きではとてもやることが多いので、うっかり見落としていた作業や手続きが引っ越し当日になって思わぬ問題を引き起こすこともあります。
また、準備不足や間違った知識で準備をしてしまうことで、引っ越しに支障が出てしまったり、スムーズに引越しが進まなかったりという状況も考えられます。
そこで今回は、私自信の引っ越しの経験に基づいて引越しをする際に知っておいたほうがいい小ネタや注意点を14個紹介していきます!
・沖縄〜東京の間で合計8回の引っ越しを経験しています。
・一番大変だったのは沖縄への引越しでした
・荷造りは前日に徹夜することも多々ありました(そして、その度に余裕をもって準備しておけば良かったと後悔します笑)
引越し準備編
1.新居のライフラインは早めに連絡しておく
賃貸の場合、引越しの際にはガスや水道、電気の開栓手続きの連絡をすることになると思います。
特につかえなければ困るのは「電気」ですが、多くの場合は多少連絡が遅くても入居までに連絡していれば大丈夫です。
ただし、「新築」や「とても古い」物件の場合は早めに連絡しておかないと、電力会社の方が直接住居に訪問して作業が必要な場合があります。
そうなると、引っ越し日から電気が使えない、なんてことになってしまい困ったことになることもあるかもしれません。
そうならないためにもライフライン関係の連絡は早めに行っておくことをおすすめします!
2.段ボールへの物品・搬入場所の記入は絶対にしておく
引越しの準備の中で最も大変な作業であり、大切な作業でもある、荷物を段ボールに詰める作業。
詰めたはものの、どこに何をしまったか分からない・・・なんて経験はありませんか?
段ボールには「どのような種類のものが入っている段ボールなのか」「どの部屋に運ぶものなのか」を書いておくようにしましょう。
特に「割れ物」「電化製品」など取り扱いに注意してほしいものについてはしっかり書いておくことで引越し業者の方も慎重に取り扱ってくれます。
もちろんどのようなものでも壊れないように運んでくれますし、壊れても引越し中の損傷については補償があるかもしれません。
ですが、お互いのためにも壊れないなら壊れないのが一番ですよね。
しっかりと物品の内容については記載するようにしましょう。
また、「どこに運ぶのか」を書いておくことで、毎回自分で「ここにおいてください!これはあの部屋!それはこの部屋!」と指示を出す必要がなくなります。
その空いた時間を活用して、搬入された家具の損傷チェックや、段ボールの解体作業などに取り掛かることができますので、必ず運ぶ場所は書いておくようにしましょう。
3.当日は現金を用意しておく
引っ越しには想定外の出来事が付き物です。
例えば、
・見積もりの際には検討もしていなかった荷物が、引っ越し作業の最中に出てきて、別途費用がかかるものだった
・事前に段ボールをもらっていたものの、梱包が間に合わず、あるいは段ボールが足りず、梱包作業を手伝ってもらったことで追加費用が発生した
・こちらの事情で時間通りに搬入・搬出ができず、応援の人員を回してもらうことになり、追加費用が発生した・・・などなど
予測外の費用がかかることももちろんあります。
そして、こうした費用については当日に現金で精算・・・という場合も少なくありません。
ただ、引っ越し当日は誰でもバタバタするものですから、何か起こってからお金をおろしにいくのも大変ですよね。
引越しの当日はいつもより少しだけ多めに現金を用意しておきましょう。
4.新居に備え付けのエアコンがなく、新しく買う場合は、なるべく前日までに設置しておきたい
これは鍵の受け渡しの関係や引越し先までの距離の問題もありますので、「できることなら」また「夏と冬に限る」という前提ですが、
備え付けのエアコンがある住居から、備え付けのエアコンがない住居に引っ越す場合はエアコンを購入することになると思います。
そして、購入したエアコンを設置するベストなタイミングは「新居への荷物の搬入日より前」です。
なぜなら、引っ越しの搬入日には作業員の方はもちろん、自分たちも段ボールの開封作業やら、細々した荷物の搬入、搬入が終われば荷物の整理・・・と、なかなかのハードワークです。
エアコン不要の春や秋ならまだしも、冬の寒い中、そして特に、夏の蒸し暑い中で、エアコンをつけずにそれらの作業をすることを考えてみてください。
私だったら絶対に嫌です・・・笑
そういった意味からも、エアコンは引越し当日より前に設置できるのであればしておきたいですね!
5.引越しの時に、エアコンが違う住所でも運んでもらえることもある
例えば、引っ越しするにあたって実家にあるエアコンを新居に運びたい!といった場合など、別の住所にあるエアコンを回収したいという場面があるかもしれません。
その場合、引っ越し業者によっては相談すれば別住所のエアコンについても回収してくれる場合があります。
私の場合は旧住所から2kmほど離れた場所にある実家のエアコンを新居へ運んでもらいました。
その時の流れは、
①前日までに電気工事担当者が実家に設置していたエアコンを取り外しにくる
②引っ越し当日に引っ越し業者が実家に立ち寄りエアコンを回収
③引っ越し荷物と一緒に新居へ輸送
という流れでした。
6.冷蔵庫の電源は15時間前までには切る、中身は引っ越しタイミングの直前に移し替える
冷蔵庫の電源を引っ越しの直前に切ってしまうと、冷蔵庫の中にできている「霜」が溶けず、引っ越し中に解けて流れ出てきてしまいます。
そうなると周囲の荷物に水がかかることになり、家電や家財の破損・故障につながってしまいます。
また、それだけではなく冷蔵庫本体も水が流れている状況で横を向けたりすることによって壊れてしまう危険性があります。
そうならないためにも、必ず24時間前〜15時間前までには冷蔵庫の電源を切り、霜を溶かしておくようにしましょう。
また、冷蔵庫に残ってしまった食材については引っ越しの直前に保冷バッグなどに移しましょう。
なるべく引っ越し前までには冷蔵庫の中身は使い切ってしまいたいところですが、なかなか全て使いきることは難しいと思います。
そんな時には冷蔵庫本体の保冷効果を活用して、引っ越しの数時間前までは冷蔵庫内で食品を保管しておきましょう。
電源を切っておけば霜は溶けますし、完全に冷蔵庫内が常温になるまでは高い保冷効果で食品の鮮度を保ってくれます。
数時間前にクーラーボックスなどに移してしまえば引っ越しの間も食品の持ちが良くなります。
(もちろん、引っ越しに必要な時間・日数が長くなるほど食品は悪くなるので、状況によっては使い切るか処分したほうが良いでしょう)
7.段ボールは事前に連絡すれば古いものを持ってきてくれるかも
引っ越しの際には引っ越し業者の事前見積もりなどで段ボールを用意してもらうと思います。
見積もりの際には余裕を持って用意したはずの段ボールも荷造りをしているうちに、思わぬところから思わぬ量の荷物が出てくる出てくる…気づいた時には段ボールが無くなっていた…なんてこともあると思います。もちろんそれが何日も前に分かっていれば対処の方法はいくらでもありますが、急なスケジュールの引越しや仕事の合間をぬって引っ越しの準備をしていて、気づいたのは前日の夜…なんてことになれば、段ボールを新しく用意するのも難しいと思います。
そんな時は、翌日なるべく早い段階で引っ越し業者に連絡してみましょう。
もしかしたら廃棄予定の古い段ボールなどであれば、搬出の時に一緒に持ってきてくれるかもしれません。(もちろん、無理を言っているのはこちら側であることは忘れないようにしましょう)
そうでなくても、有料で用意してくれる可能性もありますので、段ボールが足りなかった場合は搬入よりも前に、なるべく早く引っ越し業者へ連絡しておきましょう。
8.雑貨など本当に段ボールに入りきらないもの以外は必ず段ボール入れておく
段ボールに入れたいけれど、場所をとりそうだからと裸のまま置いている雑貨や家具。これらは、引っ越し業者側のルールで運んでもらえないかもしれません。
引っ越し業者によってはルール上、全ての荷物を梱包して運ばなければならないというルールがある場合もあります。
そのため、引っ越し業者側でも搬出時に雑貨を入れる箱や予備の段ボールを用意している場合が多いですが、その容量を超えて箱詰めされていない荷物があると、最悪の状況として自分で運ばなければならないということもあるかもしれません。
そうならないためにも荷物は本当に箱に入らないもの以外は段ボールに入れておくようにしましょう。
引っ越し当日〜荷物の搬出時〜
9.掃除機は最後に積んでもらう
荷物の搬出後は掃除してから新居に移動する方が多いと思います。掃除機を自分で新居に運ぶのであればあまり気にする必要はありませんが、引っ越し業者に運んでもらうのであれば、一番最後に運んでもらうと良いでしょう。そうすれば掃除機を運ぶタイミングまでは荷物がなくなった場所から掃除機をかけることができます。冷蔵庫の後ろやあまり動かしたことがない棚の後ろなど意外と埃が溜まっているものです。そう言った場所だけでも随時掃除機をかけていけば、搬出後の掃除がぐっと楽になるはずです。
引っ越し当日〜荷物の搬入時〜
10.新しい家が新築なら、事前に雑巾掛けなどの床掃除をしておいた方が良い
引っ越し先が新築なら、事前に雑巾やクイックルワイパーなどを用意しておき、荷物が搬入される前に床の掃除をしておきましょう。
新築だから汚れていない、なんてことはなく、内覧や業者の出入りなどで人の行き来があり、玄関や窓は開け閉めされます。
埃や小さな虫の死骸などが床には落ちていることが多々あります。
その上から例えば冷蔵庫のようなあまり動かさないものを置いてしまうと、そのまま長期間過ごすことになってしまいますよね…。
そのため、動かさないものを設置する床は特に念入りに掃除しましょう。
11.新居に移動したら、ブレーカーを上げておかないとインターホンがならない
新居に移動して、荷物の搬入を待つ。でも、いつまで経ってもインターホンはならない。と思ったら携帯に業者の方から電話が…。
新居は当然ながらブレーカーが下がった状態になっています。
これをあげておかなければインターホンが鳴らず、引っ越し業者の方がインターホンを鳴らしても気づかない、ということになりますので注意しましょう。
12.運んでもらった家具などはすぐに確認し、傷がないか、破損していないかをチェックする
運んでもらった荷物については、なるべくその場で目視確認していき、傷や破損がないかをチェックしていきましょう。
目立つものであれば引っ越し業者の方から教えてくれるかもしれませんが、気づかずに破損している場合もあります。
もちろん、自分の記憶に自信がない傷などはあまり声高に引っ越し業者の過失を訴えることは控えたいところですが、明らかに今までなかった傷や破損がある場合にはその場で報告するようにしましょう。
13.段ボールはすぐに解体すれば回収してくれるかも
最近は引っ越しの段ボールの回収も有料の業者が多くなっています。
ただし、これは後日回収をしてもらう場合ということで、実はその場で解体して荷物の搬入が終わるまでに空いた段ボールについては持って帰ってくれる場合があります。
業者ごとに確認は必要ですが、解体した段ボールもそれなりに場所をとるため、持って帰ってくれると言う場合には早めに荷物を解体すると良いでしょう。
また、荷造りの時点ですぐに解体できる段ボールには目印をつけておくなどの工夫をしても良いかもしれません。
14.お礼を飲み物で渡す場合はお茶とスポーツドリンクなど2種類用意すると良い
引っ越しの際に業者の方へのお礼で飲み物を渡す場合があると思います。
スタンダードなのは、水やお茶、スポーツドリンクですが、どれにしようか迷うこともあると思います。
ただ、この悩みに正解はなく、人によって飲み物の好みやその時飲みたいものも変わると思います。
そのためお茶とスポーツドリンクを半分ずつなど、2種類ほど用意した上で渡して、好みで分けてもらったほうが良いかもしれません。
まとめ
実際に私が引っ越しをした時の体験談を元に、事前に知っておいてよかったことや、調べておけば良かったと感じたことをまとめてみました。
この記事の内容がみなさんの引っ越しに少しでも役に立てば幸いです!